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アルガンの木とターガナイン協同組合
モロッコのシンボルであるアルガンの木は、サハラ砂漠の端に自生するモロッコ南部固有の植物です。アルガンの森はおよそ80万ヘクタールにわたり、2,000万本を超えるその木々の寿命は200年ともいわれています。地下深くに根を張るアルガンの木は、30メートルを超える地中から水を吸い上げる力を持つため、この地域の気候条件にも耐えることができ、砂漠化の進行を食い止める最後の砦となっています。
何百年も前から、この地に住むベルベル人はアルガンオイルを料理や美容目的で重用してきました。アルガンオイルはリノール酸、不飽和脂肪酸、ビタミンEを豊富に含み、体の内外からすこやかさを保ちます。
モロッコに住むベルベル人の女性たちは、アルガンの木(学名:Argania spinosa)とアルガンオイルを国際市場に送り出すべく、ターガナイン協同組合という組織を設立しました。この組合は女性だけでアルガンオイルの生産を行う組織であり、地面に落ちたものを集めるというサステナブル(持続可能)な方法で収穫した実の種からオイルを採取しています。また、種を果肉からはがし、手で割り開いてから低温で機械的に圧搾する方式を採用しているため、ここで生産されるアルガンオイルは「エキストラバージン」の基準を満たしているのです。アルガンの実はどの部分も残さず活かされ、搾りかすは家畜の飼料として、殻は燃料として利用されます。
モロッコに住む女性たちの暮らしは大きく変わりました。このプロジェクトを通じて、彼女たちの生活やコミュニティ、地域の社会経済が向上し、現在では教育プログラムを利用したり、協同事業の運営も担当できるようになっています。女性たちは伝統的な技術を身につけ、働きに出ることが可能になっただけでなく、自ら得た収入で子どもたちに教育を受けさせたり、家族のために必要なものを購入できるようになったのです。協同組合の一部分として、読み書きや家族計画、健康管理、ファイナンスのトレーニングに出席することを自らに課しています。
現在、ターガナイン協同組合はアルガンの森の保全に向けて生態系・森林再生プロジェクトを立ち上げ、モロッコ政府とパートナーシップを組んで樹木成長の適切な管理、アルガンの苗木の植えつけ、教育プログラムの策定などを進めています。そうして、地域住民はアルガンの木の価値を認識し、その保全活動に取り組んでいるのです。
アヴェダは、グリーン サイエンス ラインのスキンケア製品にアルガンオイルを使用する一方、手間のかかるアルガンの加工処理を自動化するための装置購入に向けて2年間で2万ドルの資金援助を行っています。そして、このような形で女性協同組合を支援できることを誇りに思っています。装置を購入することでサステナブル(持続可能)な生産が普及し、家族やコミュニティを支える女性たちをさらに支援することになるでしょう。また、アヴェダが提供する資金は、装置の購入のみならず、協同組合の識字教育プログラムにも充てられる予定です。
ターガナイン協同組合の女性たちからのメッセージ
「よいことをすれば、よいことが返ってきます。私たちはだれしも幸福と平和を求め、大地に木を植え、世話をしています。その結果、大地からよいことがもたらされるはず。このたびの私たちターガナイン協同組合とアヴェダのパートナーシップ関係に感謝しています。すべての人に幸福と平和がもたらされますように」
--タルガニン協同組合理事長 ファトゥマ デレシュ(Fatouma Daelesh)
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